教育市場の現状
現在、学校やあらゆる教育分野における関係者の方々が、
?少子化の進展による競合他校との差別化、
?一層の経費削減の必要性、という矛盾する2つの問題にせまられています。
一方、文部省指針により2001年度までに、全国の小中学校のネットワークへの接続環境整備が実現します。
また、2002年度より、新学習指導要網のもと、情報の学習が導入される予定です。
このように、低年齢層への教育形態をも急速に進む中、双方向のコミュニケーション学習環境はコンピューター教育システム構築の上で最も重要な要素といえるでしょう。
上記の様な問題の解決手段としてマルチメディア技術の利用が進められています。
そんなマルチメディア技術の一つにCommunity Placeがあります。
Community Placeが提供できる事
ゲーム感覚でのコミュニケーションができる
→ ? 学習の活性化につながる ? 言語教育にも使える
常に新しい教材を提供することができる
→ ? マンネリ化を防ぐ事ができる ? モチベーションUPにつながる
3次元の空間の中でオブジェクトを共有する事ができる
→ ? 実体験が困難なテーマでも体験的に学習できる ? 理解力の向上につながる ? 共同作業をすることを学習させられる
学校と学校をつなげ、リアルタイムなコミュニケーションができる
→ ? 幅広い共同学習環境を実現できる ? 遠隔講義が可能 ? 他校あるいは他分野とリアルタイムの交流もできる
事例
札幌教育委員会
札幌教育委員会が中心に実現した小学生を対象としたワールド。
特徴のひとつとしてワールド内で生徒同士がワールド内に張り出された自作の絵を見て感想を言い合ったりできたり、アバタの感情表現も徹底している。 九州大学
九州大学の言語学習のためにドイツ語を受けている九大大学生を対象と したワールド。
「3D-IES」とは、(株)野村総合研究所が開発したネット上の 3次元環境による教育 システムです。ネットワーク上のインタラクティブなバーチャルキャンパスが、 学習の「時間」と 「場所」を超えた教育環境を実現しました。 既に一部の大学での外国語教育等で運用されています。3D空間での同時多発コミュニ ケーションにより体験型の学習が実現され、学習者の能動的授業参加を促し、従来型 授業の欠点を克服した新しい タイプの授業形態、教授法の創出が検証されています。